即時脱型コンクリート製品
ゼロスランプコンクリート製品 工場向け
- コストパフォーマンスに優れる
- 水分散性が良い
添加量 | C×0.03%~0.2% |
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料金については、お問い合わせください。
ポルトランドセメントの欠点の一つである白華現象に関しては、古くから多くの学者により研究され、その成因挙動などについてはほぼあきらかになっています。ただ、防止方法としては個々のケースで対策が講じられ、施工方法、材料など苦心が重ねられている現状と言えます。
白華現象はセメント硬化体中に溶存している原因成分が、水溶液として硬化体内部から表面に移動する事により起こり、この移動が容易であるほど発生しやすいと言えます。具体的には水の量が多い、硬化体が緻密でない、水の蒸発が盛んである、等が挙げられます。白華の防止方法としては水の移動をなくすか、最小限に抑えることが重要であると考えます。
エフロブロックはこの水の移動を最小限に抑えることから白華現象抑止を目的とした高性能タイプの混和剤といえます。特に気孔率が大きい各種セメント製品に効果を発揮いたします。
エフロブロックは低粘度で分散性に優れた水溶解の液状混和剤です。しかも他の混和剤に比較して極わずかの添加量で最大限の硬化を発揮いたします。その真価は十分業界のご要望に応え得るものと存じます。
エフロブロックの用途
- モルタル・コンクリート二次製品
- インターロッキングブロック
- コンクリート平板
- 化粧ブロック、バイコン等
- 吸水防止を目的とした特殊ブロック製品
コンクリートの美的外観の保持と保護への回答
エフロブロックの特長
- セメントの白華現象を抑止いたします。
- ブロック素材の風化、中性化の保護機能を発揮いたします。
- 分散性が良く、コンクリートへの混和性に優れます。
- 少量の使用で、最大の効果を発揮しますので非常に経済的です。
- 劣化要素のない無機質組成だから耐久性が抜群です。
使用方法
- エフロブロックは原液のまま、コンクリートの練り混ぜ水に混合してください。
- 希釈する場合は10倍程度に希釈してから使用できます。
エフロブロックの添加量
C×0.03%~0.2%
エフロブロックの性状
密度 | 0.98 |
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PH | 6(20℃) |
粘度 | 10cps(20℃) |
溶解性 | 水に任意に溶解 |
成分 | シリコーン系界面活性剤 |
貯蔵安定性 | 12ヶ月(密封状態) |
荷姿 | 16kg缶 |
基本物性試験
使用材料:セメント・・・普通ポルトランドセメント、比重3.17 骨材・・・2.5mmふるいを通過分を使用
試験方法:目標フロー値=160±2mm 曲げ、圧縮強度用共試体は4×4×16cmの寸法で湿空養生したもの
項目\種別 | W/C(%) | フロー(mm) | 空気量(%) | 曲げ強度(kgf/c㎡) | 圧縮強度(kgf/c㎡) | |||
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7日 | 28日 | 7日 | 28日 | |||||
1:3 モルタル |
プレーン | 56.0 | 159 | 9.5 | 42.6 | 53.5 | 229 | 243 |
エフロブロックC×0.1% | 53.2 | 158 | 10.8 | 41.3 | 53.0 | 227 | 240 |
※スマホの方は横にスクロールして表をご覧下さい
エフロブロックの品質
化学混和剤中の含有量 | 密度(g/c㎥ 20℃) | ||
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塩化物イオン(Cl-)量 | 全アルカリ量 | 規定値 | 試験値 |
0.01% | 0.002% | 0.98~1.01 | 0.98(20℃) |
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塩化物イオン(Cl-)量及び前アルカリ量
項目 | JISA6204によるよる規定値</tdth | 評価試験値 | 管理試験値 | ||
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混和剤中の含有量 | 1㎥ 当たりの化学混和剤の使用量 | 試験値 | |||
塩化物イオン(Cl-)量 | 0.02kg/㎥ 以下 | 0.00kg/㎥ | 0.01% | 0.15kg/㎥ | 0.00kg/㎥ |
全アルカリ量 | 0.3kg/㎥ 以下 | 0.00kg/㎥ | 0.002% | 0.15kg/㎥ | 0.00kg/㎥ |
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成績表
注意事項
- 白華防止性能等はコンクリートの材料(セメント、骨材など)、配合、温度その他の条件などにより変わる場合があります。
- 混和剤の色は時間とともに多少変化しますが、性能上問題ありません。
- 急激な気温低下、養生不足は白華を招く恐れがありますのでご注意下さい。
- アルカリに反応しやすい性質が有ります。保管する場合、雨水、その他の異物が混入しないように十分注意してください。
- 水で希釈された混和液はできるだけ早くご使用ください。
- 廃棄する場合は、廃棄物処理業者に委託してください。
- 保存には、直射日光を避けて常温で保管してください。
- 6ヶ月以上経過した物を使用する場合は、用途に応じて品質に問題ないかを確認してください。
- 皮膚に付着した場合は、水と石鹸で洗い落としてください。
- 目に入った場合は15分以上退路湯の水で洗い流し、飲み込んだ場合は、直ちに吐かせ口腔内を洗い、医者の診断を受けてください。
- 御使用前に安全データシート(SDS)をご確認ください。